夜のために着替えを

飲酒しながら忘れたくないことをまとめます。SixTONES、7 MEN 侍、宝塚、その他舞台。

オンリーワンなチャンプに夢を見た【DREAM BOYS2021感想】

推しの田中樹くんが出ているDREAM BOYSを観てきました!
人生初ドリボで事前に前年までのあらすじをwikiなどで調べていたんだけど、細かい部分までは把握しないまま劇場へ。
去年の自粛中にSixTONESにはまって、on eSTも落選して配信組だったので実は初めて生で推しの姿を見たのでした。

劇場前で記念撮影。ぬいに興味ない派で、ださいし絶対にいらないだろと思っていたけど、なんだかんだ愛着がわいてきた。

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席は1階サブセンターの前方でかなり観やすかったです。FC以外にカード会社の抽選でも当たって複数回観られたんだけど、偶然にも毎回ほぼ同じ席だった(最初の2回は座席番号同じで1列違い…!)。

さて。感想はというと、演出も脚本もミュージカル(なのか?)としてかなりとっ散らかっていたけれど、推しのかっこよさですべて解決されてしまったのでした。ありえないかっこよさ……世界が狂う。

チャンプ(ジュリ)のために用意された新曲「SUPER HERO」がとにかく圧巻でした。Jr.を率いて帝劇のど真ん中でゴリゴリのラップをかますチャンプ。あまりにかっこいいし迫力がすごくて鳥肌が立った……!
革ジャン×腰パン姿で「掲げるのはチャンピオンベルト」とか、「頂に立てるのはonly one」とか歌うのがいちいちかっこいいし、重心低めのダンス(?)も曲とキャラクターに合っていてよかった。

なにより、あんなに細い身体をして、よくこんなに太くて安定感のある声が出るなと感心させられました。これは他の歌もそうだけれど、すごくボイトレの成果が出ているんじゃないかな。
私は普段宝塚を中心に観劇しているけど、歌い出すと声や音程が不安定になってしまう人って結構多くて(男役声を無理に出しているのも一因だろうとは思うけど、娘役でも案外多い)。
でも、樹ちゃんは驚くほど安定していた。普段グループではラップ担当で歌のパートが少ないけど、ちゃんと歌うと上手いんだよね。そこにボイトレを重ねて、舞台で通用する太さのある声に成長したことが感じられました。短期間でえらい! すごい!!!(激褒めオタク)

個人的にラップや歌以外で好きだったシーンが、フウマたちが映画の撮影をしているところに乱入してきたところ。腰パンでだるそうな足音を立てて階段を降りてくる姿にかなりぐっときました。宝塚もそうだけど、階段降りフェチなのか……?

あと、いろいろあってフウマが芝居小屋に逃げた後の悪夢っぽい場面。なぜかみんな貴族衣装を着せられていたけれど、樹ちゃんは多分薄ピンクっぽい衣装で髪や肌色とあまりあっていなかった……その色はダメ……。照明のせいもあるからはっきりとはわからないけど。Jr.の子は結構似合うデザインや色だったのに、なぜ樹ちゃんはこの色に???(それでもステフォは買う)
ちなみにこの場面のこんぴー(今野大輝くん)は、どこかの国の王子だった。衣装さんも最初にこんぴーの衣装決めたんじゃないってくらい最高に似合っていました。こんぴーが暮らす城のじいやになりたい。琳寧くんは執事みたいで爽やかでかわいかったです。

 

病院の場面では、コウキとレイアに見せる表情の違いがよかった。
コウキとの場面ではチャンプではなく優しいお兄さん”ジュリ”という感じで、一方ジムの後輩であるレイアに対してはチャンピオンとしての重責を背負った厳しい表情や口調になっていて。素のジュリと立場が作り上げたチャンプという2つの表情がよく表現されていたと思います。
なにより優しい笑顔のジュリかっこよ!!!

正直お芝居はそこまで期待していなかったけれど、思っていた以上に健闘していたと思います。チャンプの旬を過ぎようとしていて、後進を育て・追われる立場が本人の持ち味に合っていてよかったです。
脚本も演出もトンチキで、ミュージカルファンとしてはミュージカルとは認めたくない作品だけど、満足度はかなり高かった。

近年はドリボは円盤化されていないようだけれど、ぜひぜひぜひ円盤化してほしい!
「SUPER HERO」あと5000回は見たい!!!
そして、もし来年も同じキャストで上演されるなら、ぜひまた観たいなと思いました。
樹ちゃんにはこれからも夢を叶え続けてほしいし、われわれファンに夢を見せ続けてほしいな。お疲れさまでした!